おほしさまばぶばぶ/ユメリープ~レビュー141曲目~

~おほしさまばぶばぶ収録CD紹介~

・2枚目のミニアルバム「まくろまたー」収録



~おほしさまばぶばぶ感想~

ミニアルバム「まくろまたー」のリードトラックである楽曲です。

キーボードの音でしょうか?流星を想像させるキラキラ感のある音がイントロから楽曲全体を彩っています。そこからのばぶばぶコーラス(勝手に名付けました)に、何だろう?と耳を傾けているうちに歌が始まります。

“ねがい ひとつだけ かなえるよ
じゃあ むげんに かなえてよ
えっ むりなの やくたたず”
―「おほしさまばぶばぶ」歌詞より引用―

多分この曲でもボーカルのまくらネムさん自身を主人公と想定して問題ないかと感じましたのでこのレビューでは主人公はネムさんとします。
願いを一つだけ叶えるという存在(ここではおほしさまですね)に対して「願いを無限に叶える」という願いを叶えて欲しいと返すネムさん。
レビューを読んで下さる方の中にも、一度は創作物語のそういった願いを叶える存在に対して、無限に叶えろだの一生叶えろだの、考えた事がある人もいるのではないでしょうか?
そういった創作物語では登場人物は素直に願いを一つだけ言ったりするものだから無限に叶えられるかどうかはわからないものですが、ネムさんはお星様に無限に叶えてくれと言った結果、お星様に無理と返されてしまいます。
そこで約立たずと怒る精神が凄いですね。平仮名で可愛い雰囲気なのに毒があります。

そして引用は控えますが、ネムさん怒ってここでお星様にとんでもない事をしてしまい、そしてお星様は赤ちゃんになって生まれ変わらなければならなくなってしまいます。

“おほしさまばぶばぶ ないた
おぎゃおぎゃ ただ なきさけんだ
これからの いきじごく
おしえてあげよ かな”
―「おほしさまばぶばぶ」歌詞より引用―

サビの歌詞ですが、私は思わず、「やめなさい」と反応したくなってしまいました。赤ちゃんには何となく、何も知らずに純真でいて欲しいものなのですが、これは私のエゴなのでしょうか、読者の方はどう感じましたか?

“なにも しんじられないけれど
いたみ だけは しんじつ
つらくとも それが げんじつ”
―「おほしさまばぶばぶ」歌詞より引用―

サビが終わり二番からは今までの毒を含んだメルヘンな世界観からは一転、唐突に現実を突きつけてきます。

“おほしさまばぶばぶ ないた
おぎゃおぎゃ ただ なきさけんだ
ねがいごと かなえるのは
じぶんしか いないけど”
―「おほしさまばぶばぶ」歌詞より引用―

二番のサビでは、自分の願いを叶えるのは自分しかいない、と気付かせてくれます。
曲の世界観上ではネムさんがお星様を生まれ変わらせてしまったからそうなったのでしょうが、そう言った世界観の話を抜きにしても、自分の願いを叶えるには自分が行動するしかない、というのは事実ですね。

“ゆめのなか むちゅうで
とびまわり みつけたものは
おとなになったら すてられるのでした”
―「おほしさまばぶばぶ」歌詞より引用―

そして曲の一番最後の部分からの引用ですが、ユメリープはゆめそのものを世界観の一部に巻き込んでいるバンドです。
子供の頃に抱いていた夢を、大人になったら忘れてしまうように、ユメリープの活動を経てファンが得たものも、どうせ時間が経ったら忘れられてしまうのではないか、歌詞とは反対にどうか忘れないで欲しい、捨てないで欲しい、そんな寂しさが見え隠れしているように思えてなりません。

願いを何でも叶える存在こそいないけれど、自分で夢を諦めずに行動し続けていたらいつか夢は叶えられるのだと、毒の合間合間で伝えているかのような楽曲、是非一度聞いてみて下さい。



~おほしさまばぶばぶリンク~

ユメリープ✝︎おほしさまばぶばぶ✝︎MV

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