「だれかの心臓になれたなら/ユリイ・カノン」を聴いてみた!

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だれかの心臓になれたなら / GUMI

だれかの心臓になれたなら収録CD紹介

・1枚目のアルバム「Kardia」収録


だれかの心臓になれたなら感想

今回はボーカロイド・GUMIが使用されているこの曲を聴いてみました!

“「こんな世界」と嘆くだれかの
生きる理由になれるでしょうか

これは僕が いま君に贈る
最初で最期の愛の言葉だ”
―「だれかの心臓になれたなら」歌詞(作詞:ユリイ・カノン)より引用―

いきなりドラマチックに展開するサビから始まるこの曲。
歌詞の主人公は「君」を亡くし、恐らく亡くした事で「君」をいかに愛していたか、に気づいたのではないでしょうか?
だからこそ贈る愛の言葉が、「最期」でもあるけれど「最初」でもあるのだと思います。

「君」を亡くした事で愛に気づいた主人公は、だれかに愛を与え、誰かの生きる理由になりたい、と願います。

“街も人も歪み出した 化け物だと気付いたんだ
欲動に巣食った愚かさも 全てがこの目に映る

シアトリカルに手の上で誰も彼も踊らされる

生まれた意味だって知らぬまま
形骸化した夢は錆び付いてしまった
―「だれかの心臓になれたなら」歌詞(作詞:ユリイ・カノン)より引用―”

どこか異国情緒を感じる間奏の後始まるAメロでは、愛を知った主人公が、世界がそれまでとは違ったように見えている様子が描かれています。

愛を知り、愛に気づいたからこそ、愛の見当たらない今の世界はまるで演劇的で歪んでいるように見えてしまう――

だからこそ主人公は誰かの生きる理由になりたい、生きる理由になれる程に愛し、愛されたいと思うようになったのではないでしょうか?

“「愛をください」
きっと誰もがそう願った

「愛をください」
そっと震えた手を取って

「愛をください」
心を抉る 醜いくらいに美しい愛を”
―「だれかの心臓になれたなら」歌詞(作詞:ユリイ・カノン)より引用―

きっと誰もが「愛をください」と願っていて、きっと過去の自分も願っていて。でもそれに気付いたり、言う事は出来なくて。
そんな誰かの手を取って、「君」と同じように、でも「君」とは違う方法で愛を与えられる存在になれたなら。
そんな気持ちがひしひしと伝わってくるようです。

“「こんな世界」と嘆くだれかの
生きる理由になれるでしょうか

いつか終わると気付いた日から
死へと秒を読む心臓だ

ねえ このまま雨に溺れて
藍に溶けたって構わないから

どうか どうか またあの日のように
傘を差し出し笑ってみせてよ”
―「だれかの心臓になれたなら」歌詞(作詞:ユリイ・カノン)より引用―

いつか主人公自身も「君」と同じようにこの世を去ってしまう……そう気付いた時から、主人公は少なからず終わりの時を意識しているように思います。
今を生きるという事は、刻一刻と死へと近づくという事だ、だから時間は限られている、と。
いつ終わるかはわからないけれど、それでも必ず限られている時間の中で、主人公は誰かの生きる理由になりたいと願います。
だから、「君」には笑顔でその様子を見守っていて欲しいと思うのでしょう。

この曲について、作者のユリイ・カノンさんはこのようにツイートされています。

誰かが誰かの生きる理由になる為には、やはりその根底には愛があるのではないかと思うのが今の私の価値観なのですが、皆様はどう思いますか?この曲を聴きながら、是非一度考えてみては如何でしょうか?


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だれかの心臓になれたなら 歌詞
だれかの心臓になれたなら / GUMI 作詞・作曲:ユリイ・カノン 「こんな世界」と嘆くだれかの 生きる理由になれるでしょうか これは僕が いま君に贈る 最初で最期の愛の言葉だ 街も人も歪み出した 化け物だと気付いたんだ 欲動に巣食った愚かさも 全てがこ...
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